オーダースーツ作りで失敗しないために抑えておくべきポイントとは?
近年、オーダースーツがつくれるお店は増えてきました。専門店や、百貨店、またはご家庭で採寸しオンラインで注文することも……。
今回はオーダースーツの基礎知識から、スーツ作りで失敗しないポイントを紹介します。
1. オーダースーツの基礎知識
オーダースーツと一口に言っても、大きくは
●パターンオーダー
●イージーオーダー
●フルオーダー
の3種類に分けられ、制作工程が異なります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
1-1. パターンオーダー
ゲージ服と呼ばれる、型紙別の見本服の中から、自分の身体に近いサイズを試着します。実際に見本服を試着し採寸を行うため、仕上がりイメージが非常につきやすいオーダーです。
ジャケットは着丈や袖丈、パンツはウエストや裾丈などの限られた部分を調整して仕立てます。
ゲージ服の多いお店を選ぶと、自分の身体に合うスーツを見つけられるでしょう。
1-2. イージーオーダー
パターンオーダー同様、ゲージ服を着て採寸をおこないます。お客さまの体型、寸法数値から一番近い型紙を選び、仕上げます。
猫背や、いかり肩などの細かい体形補正が可能です。
1-3. フルオーダー
もっとも本格的なオーダーです。
身体回りを細かく測り、体型の癖や特徴を把握します。そのうえで型紙を一から作り“仮縫い”と呼ばれる工程をふみます。
仮縫いとは各パーツを仕付け糸で仮に縫った状態のものを試着し、更なる調整を行う工程を指します。
そのため、より身体に合うスーツが仕上がります。その分納期が長く、価格も高くなります。
オーダーの種類 | 特徴 | 相場 |
---|---|---|
パターンオーダー | 袖丈や着丈の長さを調整できる | 3~5万円 |
イージーオーダー | 細かな体型補正が可能 | 5~10万円 |
フルオーダー | 自分にピッタリなスーツが作ることが可能 | 20万円以上 |
2. オーダースーツを作る前に確認しておくこと
オーダースーツの基礎知識、失敗しないコツがわかれば、次はお店選びですね!
お店へ足を運ぶ前に次の3点を確認しておくことをおすすめします。
2-1. 型紙の多さ
1.オーダースーツの基礎知識で、オーダースーツの種類は3種類あるとお伝えしました。
フルオーダーは自分の身体に合わせて型紙を作成しますが、パターンオーダーとイージーオーダーには基になる型紙があり、ゲージ服と呼ばれる見本服を着て採寸を行います。
パターンオーダー、イージーオーダーに興味をお持ちの方は、型紙の種類やゲージ服のサイズバリエーションについて店舗へ問い合わせをしてみましょう。
種類の豊富さは自分に合うスーツを作るうえでの重要な要素と言えます。
2-2. 生地の種類
オーダースーツの印象を決める要となるのは生地でしょう。
自分好みの生地を選ぶためにも、取り扱っている生地の数やブランド、色柄、機能性などをチェックしておきましょう。
2-3. オプション
せっかくのオーダースーツ、ディテールにもこだわりたいですよね。
袖ボタンが開閉する仕様の本切羽や、ひとつひとつ表情の違う天然ボタン、着心地をより良くする裏地などスーツを格上げする様々なオプションがあります。
オプションはの選択は、多ければ良いわけではありません。着用スタイルに合わせて選びましょう。
ブランドによっては人気の高いオプションを詰め込んだお得なセットや、期間限定のキャンペーンを行っているので見逃さないようチェックしましょう。
3. オーダースーツ作りで失敗しないポイント
オーダースーツは初心者にとってハードルが高いと思っていませんか?ポイントを押さえれば、どのような方でも安心してオーダーができます。
失敗しないコツをお伝えします。
3-1. 目的と予算を決める
ビジネス、就職活動、結婚式、パーティーシーン、お悔み事などスーツを着る機会はさまざまです。
そして、目的が明確であればどのようなスタイリングが好ましいのか、スタッフも適切な提案をしてくれるでしょう。
オーダースーツは既製品と違い、完成まで時間がかかります。着用日が決まっている場合は特に納期に注意し、余裕を持ったオーダーをしましょう。
オーダースーツの価格はオーダー方法、使う生地、オプションなどによって変わります。価格を気にしなければ、どこまでもこだわることが可能ですが、こだわりすぎるとキリがなくなってしまいます。
自分の納得のいく形でオーダーをするためにも、予算をいくらにするのか決めておくことも大切です。
3-2. 生地にこだわる
生地選びはオーダースーツをつくるときの醍醐味でしょう。
世界にひとつだけのオーダースーツをつくるからには、生地にもこだわりたいところです。
生地には高品質なインポート生地から、機能性を重視した生地までさまざまな種類があります。目的やなりたいイメージに合わせて選んでみましょう。
生地を選ぶ際に注目されるのは生地ブランドです。特にイタリア、イギリス、日本の生地ブランドが人気です。
イタリア生地は柔らかくしなやか。光沢があり、色鮮やかなものが豊富です。
イギリス生地は厚手でハリとコシがあり、クラシックな印象に仕上がります。
日本には四季があり、気候が変わるためさまざまな環境に対応できる耐久性の高さが必要です。機能性にも優れているのが日本生地の特徴です。
★人気の生地
イタリア | イギリス | 日本 |
---|---|---|
ゼニア/ロロ・ピアーナ/カノニコ/グアベロ など | キャベンディッシュ/ムーン など | 御幸毛織/日本毛織 など |
▶Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)の取り扱い生地はこちら
3-3. 受け取りの際は必ず試着をする
オーダースーツが完成したら、受け取りです。オーダーしたスーツを手に取る瞬間はドキドキしますよね。
受け取りの際は時間に余裕をもって店舗へ行きましょう。仕上がり商品を試着し確認します。
複数着オーダーした場合も可能な限り試着し、サイズ感に違和感がないかチェックしましょう。生地によって着心地に差があります。
ブランドよって異なりますが、採寸時と体型の変化があった場合無償で再補正してくれる場合もあります。
合わせて保証期間も確認しておきましょう。
4. まとめ
オーダースーツは決して安いお買い物ではありません。
オーダースーツ作りに悩まれている方は、インターネットで情報収集するだけではなく、店舗で直接お話しを伺ってみることもおすすめです。
実は、全国に展開している洋服の青山でオーダースーツが作れます!
オーダースーツサービス「Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」では、ひと型56種類のサイズバリエーションでゲージ服をご用意しており、200種類もの豊富な生地を揃えています。
忙しくて遠方には行けない方、初めてのオーダースーツに不安を感じている方は一度スタッフに話を聞いてみましょう。
専任スタッフがサポートいたします。