オーダースーツ初心者必見!裏地の役割や選び方のポイント

オーダースーツ初心者必見!裏地の役割や選び方のポイント

オーダースーツは表地だけでなく、裏地も選択します。見えない部分までこだわりをもって作ることもオーダースーツの楽しみのひとつです。
裏地には経年変化を軽減する役割や着心地を左右するといった効果があります。

今回は裏地を選ぶ際のポイントを紹介します。

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1. スーツの裏地の役割と種類

ここでは裏地の役割と種類について解説します。
「裏地は必要ないのでは……」と思っている方へまずは裏地の必要性をお伝えします。

1-1. 裏地は何のためにあるの?

生地選びの様子

結論からお伝えすると、スーツの表地を傷めず、きれいに保つために裏地はあります。
裏地がない場合、表地との摩擦が大きくなるため、生地にも負担が掛かり、傷む原因となります。

裏地には滑りのよい素材を使用しているので、スーツの着心地を滑らかにしてくれます。
傷みを防ぐだけでなく、着心地の快適さにも大きな影響を与えるのです。

1-2. スーツの裏仕様の種類

スーツの裏仕様(ジャケット)には2種類あります。”総裏”と”背抜き”です。

総裏と背抜きの違い

●総裏(そううら)
ジャケットの内側全面に裏地がついており、汗や汚れから生地を守ります。
全体に裏地がついているため、摩擦が起きにくく、滑らかな着心地を味わうことができます。

●背抜き(せぬき)
総裏と比較し裏地が半分しかついていない仕様で、主に肩甲骨回りの動きに対して有効な役割を果たします。
裏地の分量が少ないことから通気性が良く夏物のスーツに多く見られます。

2. .スーツの裏地の種類

スーツの裏地は大きく分けて2種類あります。それぞれの特徴をご紹介します。

裏地に使われる生地(キュプラ・ポリエステル)

2-1. ポリエステル

主に裏地に使用される合成繊維は、石油を原料としたポリエステルがメインです。

耐久性があり強度に優れている点が特徴です。しかし、吸湿性が低いのがデメリットになります。裏地の表面に汗や汚れがついてしまい、クリーンな状態を保つことができません。
滑らかさがあまりなく、摩擦が起こりやすい素材のため、静電気が発生しやすく埃やゴミを吸い寄せ表地に影響を及ぼします。

2-2. キュプラ

裏地として人気が高い素材がキュプラです。キュプラは綿花の種子のまわりについた産毛を原料とした再生繊維です。

吸放湿性という、水分をコントロールする力に長けており、汗、水分を繊維内で吸い、無駄な水分を外に吐き出してくれる優れものです。
その為、裏地のべたつきは少なく常にクリーンな状態を保ってくれます。また、シルクのような肌触りで滑らかな着心地を楽しむことができます。摩擦も起こりにくく静電気が発生しにくい点もメリットのひとつです。
裏地といえども表地や着心地に与える影響度ははかりきれません。

3. 裏地の選び方

生地選びの様子

色や柄もスーツの裏地において重要なポイントです。見えないおしゃれを楽しみましょう。

3-1. スーツの色と合わせる

裏地は表地と同系色のものを選ぶとハズレはないでしょう。
同系色のものであれば統一感があり、裏地が見えるシーンでも品よく着こなせるでしょう。

3-2. 好みの色柄から選ぶ

スーツの色と合わせて裏地を選ぶ方法もありますが、好みの色柄から選んでもよいでしょう。
裏地にはさまざまな色柄があります。落ち着いた雰囲気の表地に、ペイズリー柄やドット柄など、目を引く柄を選択すると見た目とのギャップを楽しめます。

スーツの裏地の選び方

より個性的でオリジナリティを楽しみたい方は柄物を取り入れてみてはいかがでしょうか?

4. まとめ

今回はスーツの裏地の役割や種類について解説しました。
スーツの裏地は重要なポイントです。表地に目が行きがちなスーツですが、裏地にも意識を向けることでオーダースーツ作りをより楽しむことができます

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