オーダースーツの生地選びは難しい?生地選びのポイントやおすすめの生地をご紹介

オーダースーツの生地選びは難しい?生地選びのポイントやおすすめの生地をご紹介

初めてオーダースーツを作る方はもちろん、オーダースーツを作ったことがある方も悩んでしまうのが生地選び……。
種類も多く、悩んでしまいますよね。

「似たような生地だけど、それぞれの特徴や違いって何だろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
今回はそんな疑問の解消に繋がる生地選びのポイントをご紹介します。

拘りぬいたお気に入りの生地でオーダースーツを作りましょう

{アウトライン}

1. オーダースーツ生地の種類

生地の種類や特徴を知っておくことで、より自分の好みに合う生地を選ぶことができます。
まずは国別の生地特徴をご紹介します。

1-1. 生産国別のスーツ生地の特徴

イタリア・イギリス・フランス・日本

スーツの生地は大きく分けてイタリア・イギリス・フランス・日本と4か国あります。

実は国により生地の特徴が異なります。
ここではポイントを抑えながら、国別の生地特徴を解説します。

1-2. イタリア生地

イタリア生地例

柔らかく、しなやかな風合いが最大の特徴です。
発色が良く、艶やかな雰囲気がイタリアらしい気品溢れる印象をもたらします。

アルプス山脈のふもとに位置するビエラ地区は世界三大生地産地のひとつと言われています。

1-3. イギリス生地

イギリス生地例

ハリコシが強く、重厚でしっかりとした生地が特徴です。
耐久性に富んでおり、型崩れしにくいため「仕立て映えする生地」と言われる代表格。

ウエストヨークシャー州にあるハダースフィールドは世界三大生地産地のひとつです。

1-4. フランス生地

フランス生地例

フランス国内での生産は行わず、イタリアやイギリスで生地を生産し世界中へ供給することが主。
フランスらしいモダンでラグジュアリーな色使い等、デザイン性に長けた生地を提供しています。

1-5. 日本生地

日本生地例

柔らかさ、耐久性、ハリコシなど全体的なバランスが優れている点が特徴でしょう。
湿度が高く、雨量の多い日本の気候には最適です。

愛知県北西部に位置する尾州は世界三大生地産地のひとつであり、国内の毛織物の約8割を生産しています。

2. 生地選びのポイント

オーダーの様子

ここからは生地選びのポイントを解説します。

生地を選ぶ際は、バンチブックと呼ばれる生地の見本帳を使用します。実際に生地を触り、風合いを確かめましょう
また、機能面も合わせてチェックすることで利便性に長けたスーツを作ることも可能です。

2-1. 柔らかさ

上質な生地は柔らかく、弾力があると言われています。柔らかさは心地よい着心地に、弾力は復元力や立体感に繋がります。
合わせて生地の色や自然な艶もチェックしてみましょう。

発色の良さや自然な艶は原料や生地の良し悪しを示す基準となります。
また、自分の肌や顔立ちとの生地の相性も重要ですので、顔周りに生地を近づけてみるのも良いでしょう。

2-2. 機能性

生地によっては機能が充実したものもあります。用途に合わせて機能の確認をしましょう。

例えば、お仕事柄よく歩き運動量の多い方であれば、ストレッチの機能を。その他にもウォッシャブルや抗菌といった機能素材を取り扱うブランドも増えてきています。

3. おすすめ生地ブランド

国別のおすすめブランドを紹介します。ぜひ生地選びの参考にしてください。

3-1. イタリア生地

イタリア生地

●Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)
1910年創業。イタリア最高峰の生地メーカーです。
原料の長さ、色、密度、引っ張り強度などを細かく検査し、自社の基準に合ったものだけを買付。
自社工場にて紡績、染色、仕上げまでをおこなっています。

●Loro Piana(ロロ・ピアーナ)
1924年創業。長い歴史を持つテキスタイルブランドです。
最高級の原料確保に強いこだわりを持っており、現在では生地ブランドとしてだけではなく、オリジナルのスーツやジャケットを展開するファッションブランドとして世界中のセレブリティを虜にしています。

●Vitale Barberis Canonico(ヴィターレ・バルベリス・カノニコ)
1663年創業。良質原毛での紡績、機織、染色まで一貫して自社工場でおこない、輸出先は世界40ヵ国以上。
軽く滑らかな肌触りで光沢があり、イタリア生地らしい発色の良さが特徴です。
高いコストパフォーマンスを実現している点も魅力です。

●GUABELLO(グアベロ)
1815年創業。長い歴史のなかで培った伝統的な技術と先進テクノロジーを融合し、高品質な生地を作り続けています。
Royal Flannel(ロイヤルフランネル)が定番です。

●REDA(レダ)
1865年創業。原料となる羊の飼育から生地の完成まですべての工程を徹底管理しています。
老舗ブランドならではの蓄積された知識を活かし、最先端の技術力で高品質な生地を生み出し続けています。
機能性素材も豊富です。

3-2. イギリス生地

イギリス生地

●JOHN CAVENDISH(ジョン・キャベンディッシュ)
1988年創業。世界中のテーラーやラグジュアリーブランドで取扱いがあり、高い評価を得ています。
非常に繊細な素材使いやナチュラルストレッチなどの設計を得意とするハイクオリティブランドです。

3-3. フランス生地

フランス生地

●DORMEUIL(ドーメル)
1842年創業。フランスで現存する世界最古の服地マーチャント(商社)です。
英国の伝統と格式に、フランスのスプリとエレガンスを融合させたコレクションは、世界的な評価を受けています。

3-4. 日本生地

日本生地

●御幸毛織
1905年創業。名古屋で創立された老舗服地ブランドです。創業以来、原料から服地まで自社完全一貫生産をおこなっています。
自然な風合いと奥深い上品さを持ち、多くのファンがいます。

4. まとめ

オーダースーツの生地選びのポイントとともに、おすすめの生地を紹介しました。

洋服の青山で展開するオーダースーツサービス
Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)」では、今回ご紹介した生地を含み200種類もの厳選された生地を揃えています

生地の風合いや色柄など、各ブランドには特徴があり、それぞれが個性をもっています。

自分のなりたいイメージと生地ブランドのもつ個性を掛け合わせ、世界に1着のオーダースーツを作ってみてはいかがでしょうか?

オーダースーツならQuality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)

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