2021/08/10
SHITATEのオーダースーツが日常着になったわたし、坂東工。
更なる愉しみを追求するべく今回SHITATEのオーダーシャツを体験します。
SHITATEのこだわり満載の贅沢なオーダーシャツ体験、乞うご期待です。
坂東工 Takumi Moriya Bando
経歴
2006年クリント・イーストウッド監督作「硫黄島からの手紙」にてハリウッドデビュー。映画「真田十勇士」やNHK大河ドラマ「西郷どん」にて渡辺謙の衣装製作を担当。現在、俳優、アーティストとしてだけでなく、2017年よりリアリティーショー「バチェラー・ジャパン」「バチェロレッテ・ジャパン」の司会進行役を務める。
SHITATEのオーダーシャツとは?
オプションはSHITATE限定でかなり充実した内容をリーズナブルにご用意しております。」
SHITATEオーダースーツの時と同様に、自信を持ってゆったりと受け応えてくれる板倉さん、本当に頼りになります。
ちなみにオーダーシャツには『フルオーダー』『パターンオーダー』というものがあるとのこと。SHITATEの場合は?
「パターンオーダーになります。実際採寸し、決まったゲージを着ていただいて細かい微調整をするという、実際に着ることが出来るのがメリットのオーダータイプになります。」
なるほど、SHITATEのオーダーシャツ、ますます楽しみになってきました。今回はシャツコンシェルジュとして以前SHITATEた『カジュアル』『パーティ』『ビジネスシーン』3着のスーツに合うシャツと遊び用も足して4着お願いします。
良いシャツ作りの決め手はカウンセリングにあり
「シャツの定番のお色味ではやはり白、次にサックスブルー、ストライプ。お仕事上でピンクやパープルといったお色味を選ぶこともありますし、落ち着いた色味のヘリンボーン(V字形を縦横に連続させた模様)も高級感があるので定番になっています。」
SHITATEスーツに似合うシャツを作りたい!という気持ちのみで何も決めずに来店したわたし。
シャツの定番やパーティ向けの仕様についてなんの知識もないながら全く不安がないのは板倉さんの入念なカウンセリングがあるからこそです。
わたしのコンプレックス「手足の短さ」からシャツの袖はいつもアームバンドで止めていることを悩んでいると話すと
「本来は袖上は余っていた方がいいんです。ジャケットよりシャツの袖が長いので、カフスを手首でとめた状態で袖上に余裕があると、腕を上げたときに窮屈にならずにバランスが保てるんです。
クールビズなどでジャケットを着ないという若い方の場合、ダボ付きがカッコ悪いと思われることもありますが、坂東さんの場合はお仕事でマイクを持つなど腕を上げる機会が多いのでこちらの着方がおすすめです。」
まさに目から鱗でした。こうやって1つ1つ丁寧に説明いただき、僕に似合いそうなものを提案していただけるのでカウンセリングの時間は本当に重要だと再認識しました。
生地やオプション選びもコンシェルジュに頼れます
SHITATEスーツの生地選びにかなり迷った経験から、今回は定番を踏まえて板倉さんのセレクトを重視しようと考えていたわたし。
「白は1着あっていいと思いますが、真っ白に飽きてしまった方にはこういったシャドー系のストライプを選んでいただくといいと思います。」
「ダブルのグレンチェック柄スーツに合わせるシャツは、柄が入ると必要以上に強い印象になりがちなので、シャツを落ち着いたシンプルな色味で引き算し、ネクタイで柄を入れていただくとまとまりやすいと思います。」
などなど的確に提案していただきスムーズに生地が決まっていきます。
ちょっと気になった柄の線の細さによる印象の違いについては
「坂東さんは写真を撮られることが多いので、濃い方がぼやけず写真映えします。細い線だと近くで見て映えますが、やはり遠目からグッと印象付けるのであればこのくらい濃い方がおすすめです。」
わたしに寄り添って考えてくれる板倉さんの答えに迷うことはなくなり、全ての生地が決定しました。
SHITATEのシャツの型紙は全体的にコンパクトにまとまっている「スリム」と胸・肩・腕周りに余裕を持たせた「ベーシック」の2種類が用意されています。
ここは個人的な好みで全てスリムにさせていただきました。
カラーの数の多さに圧倒されてしまいましたが、ここは今回スーツに合わせるシャツなのでそれぞれのスーツのイメージで形を決めることに。
「ビジネスでは大体『レギュラー』、『セミワイド』、『ワイド』あたりが好まれます。ノータイが似合う襟方ですとCB人気の『ボタンダウン』ですね。」
「次に袖の形ですが、SHITATEの袖でぜひお伝えしたいのが『バレルカフス』です。手首に向かってキュッと細くなる円錐状なので、ボタンを留めた肩から手先までのラインがより美しく見えます、1つボタンのタイプはオーダーならではと言えます。」
クレリック&ポケット・前立ても決め、重要なボタン選びではわたしもこだわりが出てしまい、せっかくなのでそれぞれの生地の色に合わせて色味のあるものを選びました。
「ボタンホールとつけ糸を選べるんですが、各¥550でおつけしています。白の縁取りにして中のつけ糸をボタンと同系色にするとまとまると思います。ボタンホールはシャツ単体で着る場合はおすすめいたしますが、今回はやりすぎになってしまうのでなしでいいかと思います。」
板倉さんには要所要所でしっかり根拠のある意見をいただけるので、膨大なオプション選びも安心してでき、納得いくセレクトができたと大満足です。
採寸はSHITATEの真骨頂!
「前回も採寸させていただいてるんですが、日数が経っておりパンプアップされてる可能性もありますので今回も採寸させていただきます。」
ほんの数ヶ月前の採寸に頼らないところにSHITATEのこだわりが見え、更なる信頼感が生まれます。
「お袖の長さは通常ですと長めにしておいて、腕を上げたときに短く見えない丈をオススメするんです。
坂東さんの場合立ち姿勢のお仕事や撮影が多いと思いますので、ジャケットを脱いだ時にジャストサイズの方がスッキリ見えると思います。長めだとちょっとだらしなく見えてしまうかもしれませんね。」
仕事用のシャツはできるだけぴったりさせて気持ちをピシッと切り替えたいというわたしの要望に、袖の長さや袖口の締め・ネックのキツさ・ウエストのサイズなどで細かく調整しベストな1枚を仕上げるべく努める板倉さんの姿勢にSHITATEのサービスの本質を見ることができます。
わたしは今回全てスリムの型紙を選びましたが、ベーシックにも興味が湧きます。
「スリムとベーシックと言う概念があまりなくて、たとえば全体はスリムのサイズにし、ネック(首元)だけゆとりをもたせるように調節した方がきれいに着ていただけるとか。お客様がどう着たいかというのが一番なので、「型紙が2つしかないというのはあまり問題にならず、型の種類よりもサイズバリエーションの豊富さがSHITATEのメリットです。
形にこだわるより細かくサイズ調節してその方にあったシャツが作れるということが大事ですね。」
これはもうパターンオーダーっていうよりほとんどフルオーダーに近いのでは。
「青山商事が日本一くらいの量のサイズゲージを持っていますので、無駄にお直しするよりはゲージで合わせていただいた方がみなさまにとっていいシャツが仕立てられると思います。」
ジャストサイズのシャツが¥5,900か¥7,900で手に入るとは、SHITATEのサービス提供理念に感服です。
シャツの納品までの時間もスーツと同じ2週間のため、同時オーダーしても納品時にすぐセットで着られることもありがたい配慮です。
わたしの第2の相棒となるSHITATEオーダーシャツの仕上がりが楽しみでたまりません!
オーダーシャツを着てシャツ本来の役目と魅力を知る
オーダーから2週間後、高鳴る気持ちを抑えつつ板倉さんの待つ「洋服の青山池袋東口総本店」へ。
オーダーした4着を並べていただくと壮観です!色々聞きたいことはありますが、とにかく着てみたくてたまりません。
まずは定番色のサックスブルーから。
ホリゾンタルカラーの1枚です。
「こちらは凹凸のある生地感なのでハリが感じられるかと思います。
ホリゾンタルカラーは襟の幅が若干広いため小顔効果がありますね。ネクタイをボリュームのあるものにするともっと小顔に見えると思います。」
確かにハリ感と光沢が素晴らしく着心地もいいですが、襟がかっこいいのでスタンダードな色でもちょっと人と違う着こなしができそうなところがポイントです。
続いても定番色の白。
「シャドータイプのストライプの生地はコットンですがハリ感とシルキーさがお愉しみいただけます。セミワイドカラーはビジネスシーンで2着目以降に持っておくととても使い勝手がいい便利なカラーです。」
触り心地がシルキーでとても気持ちがいい1枚。
ダブルカフスのためフォーマル感もあり、着た瞬間背筋が伸びる感覚になります。
ハリ感がしっかりありますが、板倉さんによると洗濯でもっと柔らかくなりさらにフィットして肌馴染みが良くなるとのこと。
洗濯して着るのも楽しみになります。
そして青いチェックのカジュアルテイスト。
「ビジネスではストライプのイメージが強いため、カジュアルに着るならチェックで遊び心溢れながらスニーカーを合わせていただくのがおすすめです。
ボタンダウンカラーも基本的にカジュアルなので遊び用にテッパンの1枚ではないでしょうか。」
今回の4着のうち3着がオールコットン生地に対し、こちらの生地のみコットン+ポリエステル生地のためよりカジュアルな着こなしが楽しめます。
ストレッチが効いていて着用感が少ないヌーディな夏のイメージ。
ノータイでもニットタイでも合いそうで、仕事終わりや休日に大活躍してくれそうです。
最後にカラーが特徴的な1枚
「イタリアンカラーの場合、カッティング自体通常のシャツは真っ直ぐですが、カーブを描いているのでより綺麗に立体的になる形状です。
濃い色で遠目からもグッと印象つけられ、写真映えする柄もポイントです。」
開襟タイプのシャツは初めてですが、生地がコットンで厚めのため柔らかく毎日でも着られそうなカジュアルな着心地が魅力です。
スーツと合わせてどうなるか楽しみです。
「実はわたしの方から1着坂東さんにお仕立てしたシャツがあるんです。」
とここでまさかの板倉さんからのサプライズプレゼント!
驚きと喜びで思わず大きな声が出てしまいました。
「ラペルのスーツに合わせて大人の色気を出していただこうと仕立てました。グレンチェックのスーツとならブリティッシュスタイルになりこちらもおすすめです。ネクタイはネイビー無地がしっくりくるはず。
男性らしい余裕を持ちながらも上品に着ていただけるような柄とサイズにいたしました。」
ジャストフィットの感動!襟の芯がすごくしっかりしていて、コットンの素材感が背筋が伸びる感じでスイッチが入る感覚になります。
ボタンは白蝶貝なので1個1個形や光沢が違うところが近くで見ても楽しめます。
クレリックの青ストライプは既製品でもよく見かけるデザインですが、ちゃんと採寸して体にフィットしたものだと全然見え方が違うんだと実感です。
オーダーシャツと既製シャツはどう違う?
洋服の青山では数多くの既製シャツも販売されているので、せっかくの機会にと既製シャツを着させていただきました。
着た瞬間素材感とサイズの違いに驚きました。
既製シャツのポリエステル生地は洗っても皺になりにくい、イージーケアを重視した素材のため、ケアに手間をかけずに気軽に着たいという方に向いていますね。
ポケットの有無でもだいぶ印象変わり、無い方がスタイリッシュに感じます。
「3Pスーツの時代はポケットに物を入れる事が容易であったが、戦争により軍事物資が必要になり、3Pをあつらえることが難しくなった。その結果、ドレスシャツにポケットが付いたのが始まりなので、シャツにポケットは無いのが本来の形なんです。」
板倉さんが教えてくれた「シャツは下着だった」っていう意味がわかりました。
今回仕立てたシャツの着心地が生地の厚みや織によって全部全然違っていました。
「いろんな生地があるので、実際触って自分の着心地の良いものを選んでいただければ良いかなと思います。」
「着用感という点では、スリムには『ダーツ』という縫い目が入っていましてウエストがシェイプされ、ベーシックの方は肩下に『プリーツ』が入っております。
あとは『スプリットヨーク』といって肩の部分の別の生地をバイアスといって斜めにとることで、着た時に肩に丸みを帯びて見えるのと、布を多く使う分肩の可動域が増えるので1枚仕立てよりは着用感がよくなります。
既製品ではほとんどない仕様だと思います。」
ダーツによる補正下着みたいなピッタリした着用感はわたしも実感しましたが感動ものです。
オーダーシャツで紳士の着こなしを愉しもう
「既製品では物足りなくて、ある程度のクオリティの基準でサイズを変えたいというご希望の方でしたらSHITATEのオーダーシャツがよろしいのかなと。」
そこにプラス板倉さんのカウンセリングで自分だけの最高のシャツがオーダーできる!これは値段以上のすごい価値があります。
わたしはオーダースーツに合わせるためのオーダーシャツをお願いしましたが、シャツだけのオーダーももちろん可能で、使うシーンも多く季節を限定せずに通年着られる魅力があるので『初めてのオーダー体験』としては最適なのかもしれません。
SHITATEならではのサイズ調整と生地の豊富さにして驚きのリーズナブルな価格。
これだけでも十分SHITATEに向かう理由がありますが、SHITATEには自分だけのために常に寄り添い最上の着心地と見え方を追求してくれるコンシェルジュが存在します。
オーダーシャツはまさにわたしにとって感動の体験です。
この唯一無二の感動体験をぜひあなたにも。